古伊万里染付火入れ 煙草盆 江戸中期～末期 松竹梅ユニーク図柄
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江戸中期～末期古伊万里染付火入れ
江戸中期～末期の古伊万里染付の煙草盆用火入れである。
厚手のずん胴型の器で中に灰を入れ、煙草の火付け用に使われたものである。
卓上に煙草盆と呼ばれる"紫檀"や"花梨"や"欅材"でできた盆の中にセットされるもので
キセル・煙草入れ・灰落としと共に置かれていたものである。
きっちりとした筒状の厚みのあるずん胴型の器で低い高台が付いている。
全体に青磁の薄い緑色の釉薬がかかっており、優しい印象の器である。
うっすらとした青磁の上に乗せられた染付の藍の色は柔らかく、
おおらかに図案化された老木の松竹梅のみが伸びやかに描かれている。
ぱっと見は分からないが、この図はなかなかユニークで
今までに見たことのない幹の形の面白さ、梅の木の花の描き方、
さらに、松の葉は雪を被っているようにも見え、見れば見るほど楽しませてくれる。
高台の切れもスッキリと良く、時代のある手作りのものと判断できる。
古伊万里の器で染付の色合いを楽しむには、分厚く丈夫なこの火入れは最高である。
今風に灰皿代わりに使うも良し、紫檀の花台に乗せて香炉として使うも良し、
漂白して花器や器として色々に使えよう。
煙草盆として使いたい方は、紫檀の非常に作りの良い盆と灰落とし(別売\15,000)
をセットでご購入下さい。
【サイズ】
直径11cm×高さ8cm